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管球アンプについて [色々なこと]

管球アンプは
タコのような可愛いガラス球に、七面倒な操作もなく、昔懐かしい回路、いつ聞いてもほっとする、しっかりした部品類、見栄えが良くて、日常何処に有ってもしっくりする、逸品と言えるでしょう。

球とは電球の研究の折りちょっとした現象が2極管になり、制御が出来る3極管になりと
半導体が勢力を広げるまで発展してきました。

普通のサイズ、小はドングリほど、大は人くらいの大きさまで有りそれぞれ使われてきました。
つい最近まで有ったのはテレビのブラウン管、今でもあるのは電子レンジのマグネトロンです。

ミリタリーとなりますともうほとんどはソリッドステートとなり唯一電子沈黙兵器、
超大容量電磁波放射器に使われています。

特性として3極管は抵抗性インピーダンスで普通のスピーカーを雄大に駆動してくれ、

5極管は定電流高インピーダンスでそのままではスピーカは自由振動してしまうので、
オーバーオール負帰還を使いますが管球特性とトランス特性をナイキストで測って
安定でない限り、寄生発振をしたりします、高性能の高価なトランスが要る所以です。

接続でULと言われる5極管と3極管の間3極管よりに近いウルトラリニア接続、
出力トランスの巻き数比44%からSGに帰還した回路は雄大で大出力が得られます。
(これもトランスの特性は影響し高性能でないと使えません)

最近でてきた超3極管接続というのがあり出力管プレートより強制的に低インピーダンス負帰還を掛けて、低電圧性インピーダンス特性にする回路があります。

いずれの方式も管球にとって無理が掛からない余裕の設計が望ましいでしょう。

ちなみに、スピーカロードは直線ではなく円を描くように表現されるので、
それを見込んでロードラインを決める必要があります。

小電流では元々インピーダンスが高いのでその特性しか出ず、
大電流で重い駆動をすると球の特性で絞られて、
やはり少ししか出なくなってしまい、
ちょうど良い負荷をかけると円滑に伝達されます。
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